『殺し屋の出世術』
前作の続編。前作が楽しかったので読んでみた。
今回も上質なエンタメ小説で一気読み。
ただ、(これが「エンタメ」として優れている理由でもあるので、難しいのだが) 作者の哲学や思想などが全く反映されておらず、ただひたすらに「俺たち殺し屋としてのし上がろうぜ!」という高校球児級の真っ直ぐさ (高校野球モノの小説を書くのに「なぜこの子たちは、ここまでがむしゃらに甲子園を目指すのか」という内心を描写する必要性なんて皆無ですよね、といったさま) で登場人物たちが行動していくので、どこか「めちゃくちゃ面白い事件に関するwikipediaを読んでいる」ような気持ちにもなる。
ただ、それだけ淡々と書いても面白く読めるというのはやはり凄まじい才能だとは思う。
今回は前作よりも明らかに続編ありきのエンディングだったので、また次回作が出れば読んでみたいと思う。