いよいよ明日7月29日から2日間、カリフォルニア州司法試験が行われるようで、受験される方は是非とも頑張ってください!
今回はin personオンリーで開催ということで、リモート受験だった私とは一段上の緊張感や調整の難しさなどがあると思いますが、本番では是非、絶対に最後まで諦めないようにしていただきたいです。
よく言われることではありますが、合格者の多くも、試験のどこか一部(だいたいは、論文科目のどれか)で壊滅的な失敗をしてしまっているものです(直接見聞きした経験は限られますが、redditでも、合格者がこのような言葉で受験生を励ます場面はよく目にしました)。私自身も、本番では、刑法を結構やらかしてしまい、自分でも一体何を言っているのか分からないなと思いながら、とにかく提示されたfact patternに関連する論点を片っ端から思い出してはタイプし、事実を当てはめて闇雲に書きまくった、ということがありました。
特に、事案が長かったり、小問数が多い場合には、「これ、まともに書こうとすると全然時間が足りないと思うけど、どうすればいいの?」と若干焦りながら起案を開始し、実際に書き始めてみると「まだこんな序盤の論点しか書けてないのに後30分くらいしか時間が残ってなくて、ヤバすぎる」と一気にパニックに陥ってしまう、といったことが起こりやすいのではないかと思います。
また、この試験では、事実のあてはめに高い点数が振られているという説が有力のため(これは優秀答案を見ても明らか)、適切な規範が思い浮かばないときでも、何かテキトーな規範をでっち上げて、問題文にある事実を当てはめるのがよいと思われます。とにかく途中答案だけは避けるべきです。印象も悪いですし、事実の当てはめの途中で終わっているのがもったいないです。
あとは、ソフトやロジのトラブルが起こっても、おそらく後で何らかの救済がなされるだろうと思って、落ち着いて対処していただきたいです。2月の試験でも、大半のトラブルは事後的に何らかの形で救済措置がとられていましたし、2月でやらかしてしまった後なので、今回の試験でも、不手際があればきちんと事後対応はなされるはずです。