(ほぼ独り言)ChatGPTで作ったことがバレる文章

最近、公使問わず、文章を読むと「ChatGPTに作ってもらったんじゃん」と分かってしまうことが増えた。

別に、ChatGPTに文章を書いてもらうこと自体は全く悪くない。ただ、格好の良さというか、プライドの問題として、ChatGPTに書いてもらいながら、さも自分で書いたかのような顔で文章を提出するのは、ちょっとダサくないかという個人的な感覚の話である。仮に使うにしても、「堂々とAIにやってもらいました」と言うか、ChatGPTが書いたことが分からないように加工して提出するべきだろう。特に、弁護士というとどのつまり文章を書くことを生業とする職業においては。

繰り返すが、ただただ個人的で、主観的な意見である。

ということで、ほぼ独り言的に、「もしかしてバレバレ!? ChatGPTで作ったことがバレる文章の特徴5つ」を書いてみた。

1 半角英数字との間に半角スペースがある。

ChatGPTが生成した文章の場合、「この文章は ChatGPT に作ってもらいました」のように、半角英数字と日本語の文字との間に半角スペースが入ることが多い。読み易さの観点(半角英数字と日本語が詰まっていると、文字通り詰まっていて、読みにくいという感覚は分からなくない。)から、主流になりつつある表現法(?)だとは認識しつつ、人間の書き手でこれをやる人はほぼいないと思う。ついでにいえば、弁護士の場合にはもっといない(先輩などからタイポと認識されるのではないか)。

2  癖が無さすぎる

ChatGPTが生成した文章は、「生成AI画像」(特に架空の人間の顔)のような奇妙な滑らかさがある。人が書く文章にはどんなものにもその人なりの個性(文章が上手い人には上手い人なりの個性、苦手な人にはそれなりの個性)が出るけれど、生成AIの文章には個性や癖が全くない。なめらかすぎる。言語化は難しいが、確実に見抜ける。共感できる人も多いはず。

……5つ書こうと思ったけど、主だったものは2つしかなかった(あと、力尽きてしまった)。

ちなみに生成AIで書かれた文章と見抜けるのも母語である日本語だけの話で、英語になると不可能である。もちろん、英語のネイティブは、生成AIで書かれた英語の文章の不自然さには気付けるらしい。

逆に言うと、今の生成AIの文章力というか、生成力(?)の自然さは、ネイティブ未満、第二外国語話者以上、ということになるだろうか。いつか、ネイティブ並以上になれば、いよいよ、文章のプロなど不要になるのだろうか。

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