カリフォルニア州司法試験の勉強方法などについて⑤

―――――――― 目次 ―――――――――

1. 勉強スタイル、要した時間等について

2. 使用教材について

(1)全体像

以上については過去記事①参照

(2)各教材の説明

【インプット教材】

以上については過去記事②参照

【アウトプット教材】

以上については過去記事③参照

【最大限の敬意を表しつつ(with all due respect)、使用してみたものの、個人的には不要であったと考える教材】

以上については過去記事④参照

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コーヒーブレイク~使用した機器について~

 

・PC
当初は、使い慣れた所属法律事務所の業務用ラップトップ(LenovoのThinkPad。第何世代かは失念)で受験するつもりだった。
しかし、司法試験委員会が指定するシステム・ネットワーク要件(※)を満たすことができなかった。指定ブラウザ上でのリアルタイムテストを通じて、PCの性能や構成を外部から読み取れることが求められていたが、事務所PCはセキュリティ対策のためか、それがブロックされていたようだった。

※ このFAQのTECHNOLOGICAL REQUIREMENTSの項に記載されているが、次回の試験では異なる可能性があるので留意の要。

そのため、やむを得ず私物を使うことにした(試験受験は業務外用途ではあるので、本来なら、最初から私物で受験しようとすべきである)。AmazonでPanasonicのLet’s noteの中古整備品を購入し、本番でもそれを使用した。購入価格は2万円程度だったと記憶している。
このLet’s noteは、当ブログでもっとも読まれている記事「カリフォルニア州司法試験(25年2月)の受験体験記」で写真に写っている。
Let’s noteはもともと優秀なPCなので、かなり昔の中古であっても性能には問題がなかった。そもそも文字ベースの試験なので、高度な処理能力は必要なかっただろう。
加えて、後述のとおり、キーボードとマウスは外付けのものを使っていたため、本体のインターフェースとして使用したのはディスプレイだけだった。

 

・マウス
使用したのは、普段の業務でも使っているLogicool「LIFT」(グラファイト)。手首への負担が少なく、非常に快適である。(ただし、買換え初日は、独特の手首の角度に慣れず、購入して失敗したかと思った。)

 

・キーボード

試験直前、なぜか「タイピング速度を極限まで高めなければ」という気持ちに駆られ、いわゆる“キーボード沼”に片足を突っ込みかけた。さまざまな機種を検討した結果、王道とされているLogicool「MX Keys Mini」(グラファイト)を購入し、本番でもこれを使用した。

評判どおり非常に使いやすく、静音性も高い。あまりに気に入ったため、自宅用と職場用に2台購入し、現在は業務でもフル活用している。

それまでは「自分には、深めのカチャカチャ系キーボードが合っていて、そのほうが速く打てるし気持ちいい」と思い込んでいたが、実際には、浅くペタペタ打つタイプの方が圧倒的に合っていたようだった。

ただし、少々値が張るのがネックである。私は失敗したら嫌なので、念の為ビックカメラで試し打ちをしてから購入した。

 

ちなみに、今回の試験(リモート/現地問わず)で使用可能な外部機器は、マウスとキーボードのみとされていた。たとえ拡張ではなく画面複製(ディスプレイの大画面化)の用途であっても、外部モニターは不可だった(この点は事前のFAQなどでも明記されていた)。
試験開始前には「ルームクリアランス」が実施され、試験官の指示でパソコンのカメラを使って室内を360度映す必要があった(実際、私もそこで、ホテルの部屋に備え付けられていたテレビが映った際、布をかけて隠すように指示された)。そのため、こっそりと未許可の外部機器を使うことはできなかった。

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~続く~

 

※本記事にはアフィリエイト広告は含まれない。

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