ChatGPTを使ったおすすめな英語スピーキング勉強法

まだまだ改善の余地はあり、ガチの帰国子女には及ばないが、高校生の頃から英語が大好きで、(一時は英語の先生になることを夢見て大学に進学し、)これまでの人生で文字通り法律の勉強よりも英語の勉強に長い時間を注いできた甲斐もあって、最近ようやく英語で伝えたいことをきちんと伝えられていると感じるようになってきた。英語の会議で主体的に発言したり、急にクライアントの担当者から電話が掛かってきても対応できたりするようになってきた。子供のインターの先生や保護者とも、きちんと話すべきことを話せるようになってきた。

後述するように、私は日々の勉強にChatGPTを使った模擬TOEFLスピーキング練習を取り入れているのだが、最近では、以下のように旧TOEFLスコア換算で25~28点レンジの評価を受けることが増えてきた。手前味噌だがこれはまずまず良いスコアである。

私の最終目標は、旧TOEFLスコア換算で満点級、つまり30点相当のスピーキング力を身につけることで、その目標に向けて日々英語のスピーキング力を磨いているわけだが、実はこの1年間で特にスピーキング力が高まったと感じている。その最大の要因が、日々の勉強にChatGPTを使った模擬TOEFLスピーキング練習を取り入れたことである。この勉強法は非常に効果的だと感じているため、ぜひご紹介したい。

なぜ「模擬TOEFLスピーキング」か

旧形式のTOEFLは、日常的な話題について即興で45秒程度話すタスク1、パッセージを読みそれに関する二人の会話を聞いて内容を1分でまとめるタスク2、パッセージを読みレクチャーを聞いて内容を1分でまとめるタスク3、レクチャーを聞いて内容を1分でまとめるタスク4の、4つのタスクから成っていた。

どうやらこれらについては、「一方的にパソコンに向かって話し続けるのは不自然だ」といった理由であまり評判が良くなかったらしく、実際に現行の新形式では、内容が大きく変更された。しかし私は、これら4つのタスクはどれも非常に優れていると感じていた。

普段英語を話していれば、いつどんなタイミングで話題に上ってもおかしくない身近なトピックについて突然話を振られ1分程度自分の考えを述べるという場面は珍しくない。また、文章を聞いたり読んだりした内容を自分の言葉でまとめて話す能力も、とくにビジネス英語の文脈では必須である。しかも、「聞いたり読んだりした内容を自分の言葉で要約する」というのは、言わずと知れた最強の英語スピーキング学習法の一つでもある。

そこで私は、留学をしたこともする予定もなくTOEFLを一度も実際に受けたことがないが、この一年間ほど、スピーキング力を伸ばすための教材としてTOEFL旧形式を活用している。

実際にやっていること

やることは非常に単純である。まず、ChatGPTに旧形式TOEFLのスピーキング採点のRubricを理解させる。

そのうえで、以下の①~③を行う(私の場合は毎日朝と夜に1セットずつやっている。)。

① タスク1

まず、タスク1のサンプル問題を出してもらい、音声で回答して採点してもらう。

↓が実際のやり取りの例である(プロンプトを音声入力しているが、発音が悪くて「task」が「ask」に聞こえてしまっている。でもいつも同じことをやっているので、ちゃんと指示が伝わっている。)。この中から適当な問題を1つ選び、音声入力モードで回答して採点してもらう。

もしすでにやったことがある問題ばかりであれば、さらに追加で出題してもらう。

② タスク2

ある会社でのアナウンスと、それに対する同僚同士の会話を聞き、その内容をまとめる。

↓が実際の例である(ここもプロンプトを音声入力する際、私の発音が悪いせいで、「following」が「throwing」に聞こえてしまっている。でも、いつも同じことをやっているし、また文脈もあるので意味は通じている。)。

これをそのまま読んでやるのもありだが、私は上記の内容(アナウンスと会話)を読み上げてもらい、文字を見ずにリスニングだけでメモを取りながら、アナウンスと会話の内容を要約している。

読み上げは↓からできる(「…」を押すとポップアップが表示される。)。

③ タスク4

2分間のレクチャーを聞き、その内容を要約する。

↓が実際の例である。これも②と同じように音声で読み上げてもらい、メモを取りながら内容を整理し、最後に口頭で要約する。

ちなみに、①~③のいずれについても、↓のようにお願いすると、よりいい感じの回答を作ってくれるので、それを読んで復習するとなおよい。

また、特に②と③については、そのまま継続しているとトピックに重複が出てくる(「これ前にもやったぞ」という問題が出てきてしまう)ので、ChatGPTのなかで「プロジェクト」を作って、一度出題したトピックについては出題済みのものとして記憶しておいてもらうよう明示的に指示すると楽でよい(私はしばらく、自分でGoogle Docsに出題済みトピックをメモしておいて、プロンプトを出すたびに当該メモをコピペし、「please exclude topics included in this list」と入力するという面倒なことをやっていた。)。

勉強法は、以上である。

TOEFLを受けたことがある人であればわかるように、この勉強法の負荷は結構高い。とくにはじめのうちは、自分がまともに英語を話せないことにストレスやふがいなさを感じてしまう。だが、慣れてくると自分なりの「型」ができてきて、使いやすい構文や語彙、理由付けのパターンが体に染みつき、言いたいことが言えるようになってくる。

特に最近、自分自身で成長を感じているのが、とくにタスク②と③において、アナウンスや会話、あるいはレクチャーを聞きながら単語ベースで取ったメモを見て、それを文の単位で再構築しながら話せるようになったことである。つまり、「これとこれを言うぞ」というキーワードだけをメモした状態で、そのキーワードを見ながら実際の英文をその場で組み立てられるようになってきた。これができるようになると、例えば会議のなかでも、「このキーワードを言わなきゃ(でも何と言えばいいかまでは考えられてないぞ)」という状態でも、見切り発車でエイヤと話し始めれば言いたいことが伝えられるようになる。また、①~③のいずれも、とりあえず45秒とか1分とか、誰からも相づちやカットインもない状態で自分一人で最後まで話し続けて、(ときにぐちゃぐちゃでグダグダかもしれないが)一応の着地をして演技を終えるということができるようになるので、そういう意味でも、「とりあえず発言をして、それなりの形で言い終わる」ことができるようになる。総じて、英語で発言する自信と度胸がつく。

強度が高いので、初心者にはちょっとおすすめできないが、ガチで英語のスピーキング力を高めたいと思っている人にはぜひおすすめである。

そのほかにやっている勉強法

私は英語の勉強が好きだし、もっともっと話せるようになりたいので、上記以外にも以下のような勉強を日々続けている。

・リスニングとシャドーイング

通勤時間に好きなPodcastを聴きながら、シャドーイングをしている(もちろん電車の中ではしていない)。おすすめはPlanet Money、This American Life、Hidden Brain、Comedy Bang! Bang!である(ただしComedy Bang! Bang!は難易度が高く、内容が理解できない回も結構ある。だけど理解できた回は、理解できたうれしさもきっと手伝って、爆笑してしまう。This American Lifeもたまに結構難しい。)。

・読書

このブログでたびたび言及している通り、英語の小説もなるべく読むようにしている。

・動画

私は心が弱いので、スマホでYouTubeを見ることは原則禁止している(娯楽目的で見始めると止まらなくなってしまうので)。ただし、英語の動画(と、ゆるコンピュータ科学ラジオ、ゆる言語学ラジオ)だけは例外として認めている。最近好きなのはスタンドアップコメディアンの動画で、おすすめはTrevor NoahとJason Chenyである。Jason Chenyは笑いのセンスが日本人とかなり近くて、ガチで爆笑してしまう。

また、ストリーミング作品も好きで、別の記事でも紹介したMaster of Noneのほか、Silicon ValleyやNetflixのドキュメンタリー番組(『アメリカン・マンハント:オサマ・ビンラディン』など)もよく見ている。

・英会話

例のフィリピン人のロースクール生の先生との英会話も原則毎日25分続けている。ちなみに彼女は最近、私の長男(8歳)にも英語を教えてくれている。あと、今月末に彼女が家族(夫と娘)と一緒に日本旅行に来るので、ビザ申請に際して、身元保証人になってもあげた(この話はまた後日書く)。

ちょっと自慢っぽく、偉そうに書いてみたが、正直なところ、今でも英語を話していると、うまく話せずふがいなく感じることの方が全然多い。いつか自分でも惚れ惚れするくらい英語をペラペラと話せるようになりたいと心から思う。

ということで、明日からも英語の勉強を頑張っていく。英語力を高めたいという人も是非一緒に頑張りましょう。

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