書評『総理にされた男』

読みました。

中山七里先生の作品。

タイトルのとおり、ただのフリーター兼役者である主人公が、ある日首相の代役に据えられるというお話。

テンポがよくサクッと読めました。

設定が面白いのでもう少しじっくりと深掘りするとさらに面白いのではという気もしましたが(例えば日銀にある大胆な金融政策を行わせるためには日銀法の改正が必要、みたいなことを繰り返し書いていたけど、別にそれをやるには日銀法の改正は不要では?と思うなど、粗が目立つ部分も。それなら初めから割り切って「日銀法改正」とか書く必要はない気もするし、書くならもう少し調査の上正確性を期すべきでは、など)、

ただエンタメ小説としては十分に楽しめました。

映画化とかしても面白いのでは。

以上です。

 

 


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